世界経済、日本経済を注視しています。
サブプライムローン問題、世界同時不況、国内外株式の行方、新興国経済、為替動向、資源高・原油高、税制改革やインフレ率・雇用統計などの経済指標について、旬なトピックについてコメントしています。
終値は24日高。相次ぐ金融当局の対応を好感したのでしょうか。問題の先送りにも見えますが。
日本では、不動産投資法人のリプラスが破産。J-REITを運用しているので、運用するJ-REITの影響は免れないと思います。J-REITもいわば不動産の証券化小口化商品です。組み込み銘柄(不動産)はある程度明らかなので、サブプライムローン関連の金融商品のような不透明性はないですが、J-REIT市場は冷え込みそうです。
日本では、不動産投資法人のリプラスが破産。J-REITを運用しているので、運用するJ-REITの影響は免れないと思います。J-REITもいわば不動産の証券化小口化商品です。組み込み銘柄(不動産)はある程度明らかなので、サブプライムローン関連の金融商品のような不透明性はないですが、J-REIT市場は冷え込みそうです。
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野村はリーマンのアジア部門を買収しましたが、欧州部門も買収する動きのようです。欧州部門は、英バークレイズと買収で競合しているのですが、情報筋によると、どうも売却先は野村が濃厚のようです。
ここ、最近は三菱UFJがモルガンスタンレーに9000億円も出資したりと、本邦金融機関が積極的に海外の金融機関に投資しています。ほんの少し前までは、海外の金融機関が日本の不動産を買い漁っていたのに、たった数ヶ月で逆転するとは。
もっと前にさかのぼると、日本がバブルの頃は、日本企業なら、全米の土地が全部買えるとか、ロックフェラーセンターを買収したりとか、相当激しく米国の資産を買っていました。
サブプライム関連では、欧米の金融機関ほど財務状況が傷んでいない日本の金融機関は、今は米経済がかなり混乱していて過剰に価値が下がりすぎているだけで、米金融機関が割安になったと判断しているのでしょうか。
ここ、最近は三菱UFJがモルガンスタンレーに9000億円も出資したりと、本邦金融機関が積極的に海外の金融機関に投資しています。ほんの少し前までは、海外の金融機関が日本の不動産を買い漁っていたのに、たった数ヶ月で逆転するとは。
もっと前にさかのぼると、日本がバブルの頃は、日本企業なら、全米の土地が全部買えるとか、ロックフェラーセンターを買収したりとか、相当激しく米国の資産を買っていました。
サブプライム関連では、欧米の金融機関ほど財務状況が傷んでいない日本の金融機関は、今は米経済がかなり混乱していて過剰に価値が下がりすぎているだけで、米金融機関が割安になったと判断しているのでしょうか。
24日に日銀は300億ドルを供給。供給先は日本内外の金融機関。
昨今の金融機関の経営不安から、金融機関同士が資金を融通するのに疑心暗鬼になって、なかなか資金がやり取りできていない状態だった。これでは、資金を調達するのに自行の融資先から貸し剥がしをしたり、貸し渋りをしたりすることに繋がりかねないので、当局が連日資金供給してきた。それの米ドル版。
個人的には、市場原理に任せたほうが(一時的には混乱するけど)よいと思うのですが。市場原理至上主義のアメリカですら、政府が丸抱えになって、小さな政府ではなく大きな政府に向かっています。短期的にはいいのですが、中長期的にみて何割かは不良債権は回収不能になるはずなので、財政バランスが崩れて結局増税→消費の冷え込み→税収減、という悪いスパイラルになるのでは、と心配しています。まさに、ドル安、株安、債券安、のトリプル安になるのでは。その上で、雇用調整、インフレ進行と、5重パンチにもなりかねない状況です。
本日の日経平均は上昇していますが、確かに日本株は今、全般的に割安だと思います。しかし、日本株を買うとしても銘柄選択は慎重に慎重を重ねる必要があると思います。配当利回りやPERなどで単純にスクリーニングせず、個別にその会社に未来があるかどうかを見極める必要があると思います。
昨今の金融機関の経営不安から、金融機関同士が資金を融通するのに疑心暗鬼になって、なかなか資金がやり取りできていない状態だった。これでは、資金を調達するのに自行の融資先から貸し剥がしをしたり、貸し渋りをしたりすることに繋がりかねないので、当局が連日資金供給してきた。それの米ドル版。
個人的には、市場原理に任せたほうが(一時的には混乱するけど)よいと思うのですが。市場原理至上主義のアメリカですら、政府が丸抱えになって、小さな政府ではなく大きな政府に向かっています。短期的にはいいのですが、中長期的にみて何割かは不良債権は回収不能になるはずなので、財政バランスが崩れて結局増税→消費の冷え込み→税収減、という悪いスパイラルになるのでは、と心配しています。まさに、ドル安、株安、債券安、のトリプル安になるのでは。その上で、雇用調整、インフレ進行と、5重パンチにもなりかねない状況です。
本日の日経平均は上昇していますが、確かに日本株は今、全般的に割安だと思います。しかし、日本株を買うとしても銘柄選択は慎重に慎重を重ねる必要があると思います。配当利回りやPERなどで単純にスクリーニングせず、個別にその会社に未来があるかどうかを見極める必要があると思います。
野村ホールディングは、リーマンブラザーズの欧州事業を買収する意向があるとの報道がありました。
海外ビジネスを加速させている野村にとって、リーマン欧州部門は手っ取り早く海外事業を拡大する基盤になります。
しかし、リーマンの欧州の投資銀行部門も決して磐石とはいえない可能性があります。リーマンの米国部門は英バークレイズが買収しており、欧州部門も買収対象と見ているようで、野村とバークレイズは競合します。
リーマンショックで、割安に欧州の金融機関が買えると思ったけど、競り勝った上で買収した部門は、事業見通しが不透明な上、買収劇で釣りあがって割高で買ってしまう、などの悪いシナリオも予想されます。
この場合は、野村自体の信用低下に繋がりかねません。
海外ビジネスを加速させている野村にとって、リーマン欧州部門は手っ取り早く海外事業を拡大する基盤になります。
しかし、リーマンの欧州の投資銀行部門も決して磐石とはいえない可能性があります。リーマンの米国部門は英バークレイズが買収しており、欧州部門も買収対象と見ているようで、野村とバークレイズは競合します。
リーマンショックで、割安に欧州の金融機関が買えると思ったけど、競り勝った上で買収した部門は、事業見通しが不透明な上、買収劇で釣りあがって割高で買ってしまう、などの悪いシナリオも予想されます。
この場合は、野村自体の信用低下に繋がりかねません。
米連邦預金保険公社(FDIC)は、ウェストヴァージニアの中小銀行アメリバンクが資本不足のため業務停止したと発表。預金保険が適用される銀行の破綻は、今年に入って12件目。前年の4倍に増えているそうです。
ここもサブプライム関連で資本が傷んだ結果のようです。
なお、米政府は不良債権の買取を専門に行う部署を設けるようです。総額5000億ドル。対象は、米金融機関の保有する不良債権で、これにはヘッジファンドは含まないとのこと。
対象を米資本の金融機関に絞ったのは、買い取った債権が回収不能になったときに、帳尻あわせには米国民の税金が使われるので、外資の金融機関の回収不能債権に税金投入されると、米国民からの反発を招くから。
ここ、最近は金融機関の救済や空売り規制強化、市場への潤沢な資金供給、不良債権処理等を立て続けに行っていますが、一時的に市場は好感するけど、長い目で見てドル安に繋がりかねない危うい行動だと思います。最終的にどうなるかは数年後に分かりますが、明日はわが身と思って、慎重に投資を考えたいと思います。
ここもサブプライム関連で資本が傷んだ結果のようです。
なお、米政府は不良債権の買取を専門に行う部署を設けるようです。総額5000億ドル。対象は、米金融機関の保有する不良債権で、これにはヘッジファンドは含まないとのこと。
対象を米資本の金融機関に絞ったのは、買い取った債権が回収不能になったときに、帳尻あわせには米国民の税金が使われるので、外資の金融機関の回収不能債権に税金投入されると、米国民からの反発を招くから。
ここ、最近は金融機関の救済や空売り規制強化、市場への潤沢な資金供給、不良債権処理等を立て続けに行っていますが、一時的に市場は好感するけど、長い目で見てドル安に繋がりかねない危うい行動だと思います。最終的にどうなるかは数年後に分かりますが、明日はわが身と思って、慎重に投資を考えたいと思います。
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経済情報はビジネスマンの基本知識だと思うのですが、十分に体得しているとは思っていません。日々勉強中の身です。いつか仕事に役立ててればと思っています。
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