原油4営業日ぶりに上昇、日経66円安、クロス円回復

13日のニューヨーク原油先物価格は2.99ドル高い116.00ドルで終了。

本日（14日）の日経は少しだけ下げました。一時の資源材料の異常な高騰は落ち着き、米金融市場の混乱もわずかに落ち着きつつあるようですが、米経済は弱いセクタ（特に住宅セクタ）もあり、日本株は米株式や為替動向に左右される予断を許さない状況です。

昨日は、かなり急激な円全面高でした。豪ドル円は93円ちょうどあたりまで下落しましたが、現在は96円超え。オーストラリアは、世界的な資源需要の細まり観測で若干ファンダメンタルが弱くなっていますが、一定の需要はあると思います。昨日、大きく下げた値で豪ドル円をまとめて買っておけばよかったです。

もう一度下げるような状況（少なくとも94円を割ったような状態）が来たら、買いを検討します。

ポンド円急落、クロス円も下落

ポンド円は、英国景気の先行き見通しの悪化により、急落。一時203.79円まで下落しました。

また、他のクロス円も下落。ユーロ円は161.58円、豪ドル円は93.10円、NZドル円は73.90円を付けました。

ユーロは以前から少し買われすぎかなと思っていましたので、これくらいの下落は考えていました。ただ、スピードが早いと感じましたけど。

NZドル円も、さしたる資源国でもないし追加利下げの観測もあったので、下落する方向と思っていました。

予想外なのが、豪ドル円。しばらく前までは100円をゆうに超えていたのですが、もう少しで93円を割りそうなところまで来ました。90円近くになれば、少し買ってみたいと思います。ユーロ円は、160円を割れば買うのを検討したいです。ポンド円、NZドル円は、ともに動きが激しい投機通貨なので、十分下げた時期がくれば、買いを考えます。

日経120円超下落、ポンド円209円割れ

ここ最近の株式上昇の確定売りなどが出て、本日は日経平均は前日比127.31円下げて13303.60円で引けました。まだ、13300円台はキープ出来ているのであまり悲観していません。

米ドル円は相変わらず110円付近を前後している状態。欧州市場が開始してからやや米ドル買いが出ている模様。

ポンド円は7月16日振りに209円を割りました。すぐに210円は回復しそうですが。それにしてもポンドは値動きが大きい通貨ですね。売りと買いでタイミングよく乗れれば相当利益が出そうです（私はポンドに手を出しませんが。それに、おおむね買いが多いです。売りは、マイナススワップも嫌だし、塩漬けにも出来ないし。めったにしないけど、売りの場合は、損切りもぱっぱとやっちゃいますね）。

日経260円以上上昇、米ドル円110円前後

終値で13400円台を回復。

まだまだ安心できませんが、ひところよりかは金融市場はずいぶん落ち着いてきたと思います。

米ドルも直近の様子では見直され買いが目立ちます。現在110円前後。

日本企業の大部分が想定している為替レートが100円なので、想定外の為替差益を受ける企業が多く出てきそうです。

証券税制、再び焦点に

株式の配当金の非課税制度が議論になりつつあります。

株式投資の魅力を増し、安全資産に偏りすぎている個人マネーを株式市場に誘導し、株式市場の活性化を狙っているようです。

意図は分かりますが、効果は少し疑問を感じます。金持ち優遇策という批判や、税収低下にもつながり、メリットばかりとは言えません。

本制度の議論はおいといて、日本人の個人資産が安全資産に偏りすぎなのは私も感じています。通常使う普通預金口座には、月々の生活費の３月分あれば十分です。つまり、それ以上の額を普通預金口座に入れている人は、資産の運用が出来ていないと思います。

何もギャンブルをしろとは言いません。まずは、証券会社や銀行で専門家に相談してください。国債や社債、成長性のある投資信託、株価の安定した配当の良い優良株などから始めてみてはといわれると思います。最初から資産の３０％とは言いませんが、せめて総資産の１０％程度を投資に振り向けてはどうでしょうか。手始めは、勉強のためあまりリスクの高い商品はお勧めしませんが、普通預金では得られない比較的高いリターンを得ることは十分可能です。普通預金に預けるばかりでは、今の普通預金の利率はインフレ率に負けてしまい、実質資産が減少することを意味します。