米政府主導で不良債権処理機構を設立、ドル買い

米政府は不良債権の買取機関の設立を検討していると報道されました。まるで、バブル後の日本を見ているかのようです。日本も、銀行などに公的資金を注入してメガバンクを救済してきました。

その是否はともかく、不良債権問題の処理が迅速化し、金融市場に安定をもたらすと市場は捉えたようで、好感からドル買いが進んでいます。今、107円前半あたり。

ただ、やみくもに処理していくと、貸し倒れで回収不能になった分は、巡りめぐって税金で穴埋めすることになります。これは、米経済にネガティブな材料です。今のところ、目先の市場介入を好感しているようですが、中長期的なドル売り要因にならなければいいのですが。

円全面高

すごい勢いで円高が進んでいます。

今朝方、NZ準備銀行が50bpsの利下げを決定したことで、NZドル円が70円割れしたと思うと、これにつられた訳でもないけど、ユーロ円が148円割れ、ポンド円が186円割れと次々に円高に。

少し円高になれば買ってみたいと思っていましたが、あっという間の下落にただ呆然。手を出さなくて良かったと思います。

円高→日本企業の先行き不安→日経平均下落→リスク回避により円買戻し、という悪循環にならなければいいのですが。

ECB金利据え置き

欧州中央銀行（ECB）は、政策金利を年4.25%に据え置くことを決定しました。

ユーロ圏内のGDPはマイナスでしたが、インフレ率が3.8%と、ECBが「満足な範囲」を超えているので、金利維持されました。

しかし、ユーロはかなり弱っているようです。ひと頃のあのユーロの強さは何だったのでしょうか。

為替動向

やや円高方向に進みつつあります。

日本がそんなに景気がいい訳ではないので、円買いというより、ドル売りなんでしょうね。

海外旅行先で少し安く感じたり、ガソリン価格が安くなる（ドル建てで買うと思うので、円高に振れると日本円での支払額は少なくなる）かもしれませんが、輸出企業は大変ですね。それでも、日本企業の想定為替レートは1米ドル100円としているらしいので、円高耐性は結構あるかもしれません。

日経212円上昇、為替は小動き

本日の日経平均は前場からぐんぐん上昇しました。後場では勢いは僅かに衰えましたが、それでも前週末比212円以上高い12878円で終了しました。

為替はあまり値動きなし。米ドル円は110円を挟んで上下30戦くらいしか動いていません。これから発表される米7月中古住宅販売件数の結果待ちのようです。

ポンドに対しては、若干円高気味でしょうか。一時202.50円を割りました。私なら、200円を切るまで買えません（といっておきながら、いざ200円を切れば、「190円を切るまで買えない」というかも。結局、ポンド円は怖くて手が出ません）。

私なら、一段下げたところで割安になった日本株（のうち優良大型株）をまとめて買いますね。今日は上がってしまいましたが、特に材料もなく下がったのなら是非買いたい銘柄をいくつか見繕っています。あとは、豪ドル円の買いポジションかな。こちらも、少し値が落ちていますが、もっと落ちたところでは、買いを考えたいと思います。