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世界経済、日本経済を注視しています。 サブプライムローン問題、世界同時不況、国内外株式の行方、新興国経済、為替動向、資源高・原油高、税制改革やインフレ率・雇用統計などの経済指標について、旬なトピックについてコメントしています。
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本日は、失業率などの経済統計、企業の四半期決算などが相次いで発表されました。

失業率は、予想が4.1%のところ、4.4%と大幅に悪化。これは、昨今の雇用調整のニュースからも驚くべき数字ではないと思います。その他、鉱工業生産が前年比でマイナス20%以上も減少するなど、製造業が生産調整していることが伺えます。

また、本日は企業の四半期決算が相次いで発表されました。大部分の企業は、業績を下方修正、企業によっては、黒字から一転大幅赤字に修正されるなど、実体経済の急低下が反映されているようです。

見通しについても、各社とも明るいようではないようです。今年いっぱいくらいは、浮上できなさそうです。
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任天堂は、今年度末の売り上げ予想を過去最高の1兆8200億円と下方修正しました。

また、営業利益も過去二番目の2300億円となる模様です。

当初は、もう少し強気の予想でしたが、想定為替レートより円高で推移したため、為替差損が出たようです。それでも、利益をしっかり出したところが任天堂のすごいところです。車がなければならない人でも車を買うのを控えたりしている中、ゲームは不況でも売れるんですね。むしろ、手軽でコストのかからない娯楽として不況に強いのかも知れません。
三井住友海上、あいおい損保、ニッセイ同和損保が2010年に統合する計画を打ち出しました。統合すれば、保険料収入でトップの東京海上を上回る最大手に躍り出ることになります。

気になる点は財務体質でしょう。東京海上の財務体質は非常に健全だと聞いています。3社が統合すれば、システム統合などでコスト圧縮できると思いますが、果たしてどこまで経営の合理化が進むのでしょうか。契約者にとってよい結果になればよいですが、今回の新グループ、東京海上で寡占化が進み、競争が停滞しないか、少し心配です(もっとも、そうなる前に独禁法の関係で、当局から監視されると思いますが)。
もう、これ以上下げても限界だし、金利引下げより、市中の資金流通量のコントロールが重要になってきているからでしょう。

とはいうものの、大規模に国債を買ったりして資金供給を続けていますが、肝心の企業融資を行う銀行が貸したがらないのが問題のようです。公的資金の注入などで、銀行が会社にお金を貸しやすくする環境作りが進みつつあります。これが景気回復の特効薬にはならないと思いますが、できることからこつこつやっていくことが重要ですね。
日本の経済見通しは、そう悲観していません。世界的な債権国、環境などの先端技術の蓄積、日本人の勤勉性など、日本を買う材料はいくらでもあります。
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