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世界経済、日本経済を注視しています。 サブプライムローン問題、世界同時不況、国内外株式の行方、新興国経済、為替動向、資源高・原油高、税制改革やインフレ率・雇用統計などの経済指標について、旬なトピックについてコメントしています。
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トヨタは2009年3月期の連結決算予想を再度下方修正し、6000億円の黒字から一転、1500億円の赤字になるとしました。

去年は過去最高益だったのですが、市場環境の急変(北米市場の急激な収縮、円高進行)で、利益が吹っ飛び、コストのほうが多くなってしまうようです。

原油高で、小型車に強い日本勢の出番だと考えられていましたが、そもそも車を買える余裕のある世帯が少ないようです(特にアメリカの普通の世帯は、貯蓄があまりない家庭が多く、車などはローンを組んで買うのが普通ですが、昨今の経済情勢から、その肝心のローンが組めない人が続出しています)。

別の市場である、新興国も売れ行きが鈍っています。

トヨタは、生産調整や設備投資の抑制などでスリムな経営体制を築こうとしていますが、それも時間が掛かることです。来年度もこのような調子だと、世界有数の優良企業であるトヨタと言えど、少々心配です。
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日本自動車工業会は、2009年の新車販売数を486万台と予測しました。

500万台割れは、31年振りとのこと。

景気後退のなか、不必要に車を買い換える人が少なくなるようです。壊れたら直し、必要なら中古車を買う。そのような時代になるかもしれません。
日産は追加減産を決定し、そのため派遣社員を全員解雇することを決定しました。

日本の自動車メーカーは軒並み減産のようです。それに伴い派遣社員・期間社員はどんどん削減されています。雇用調整の波はしばらく続きそうです。
日本の自動車メーカーや電器メーカーは、想定為替レートを1ドル100としているそうですが、今のところ90円前後で、想定より円高です。海外での収益を円に替えるときに為替差損が発生します。

トヨタの場合、ドルに対して1円円高だと年間400億円の利益が吹っ飛ぶとのこと。

他の輸出企業も額の大きさは違えど、影響は大きそう。
もともと農林水産業者への融資が中心業務だった農林中金ですが、融資業務から次第に投資銀行業務へ移っていったようです。

利回りを求めて、高い利回りの商品(=リスクの高い商品)に手を出し始めました。リーマン・ショックでも、割安と考え投資を拡大していったようです。

確かにリスクをとらないとリターンも得られないのは鉄則ですが、敢えてあのような金融混乱の真っ只中でハイリスク投資をする合理性はなかったのでは?

手堅く融資業務を淡々と行えばよかったのに。身の丈にあった経営が必要ですね。
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