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世界経済、日本経済を注視しています。 サブプライムローン問題、世界同時不況、国内外株式の行方、新興国経済、為替動向、資源高・原油高、税制改革やインフレ率・雇用統計などの経済指標について、旬なトピックについてコメントしています。
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世界的な不況のため、今年の需要予測は、前年比でマイナス1.1%の予想。

27年前の水準にももどります。エコ技術の進歩で減少したのではないので、景気が回復すれば、再び石油需要は増えるでしょう。現状、石油需要が少なくなったからといって、石油依存型の構造は変える必要があるので、エコ技術の普及に期待しています。
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ムーディーズは、商業不動産ローン担保証券(CMBS)の格下げを検討中とのこと。

担保になっている不動産についてローンを払いきれる会社が少なくなってきているからとのこと。

確かに、証券を構成する要素に劣化があれば、格下げすることは自然です。しかし、もっと根源的な問題、サブプライムローン組み込み証券の問題はどう考えているのでしょうか。詳しくは聞いていないのですが、サブプライムローンを組み込んだ証券は、住宅などの小規模不動産(返済の見込みは、サブプライム層が借りているので、デフォルトの可能性が高い)をまとめて、さらに小口に分けていろいろな証券に組み込んだと聞いています。

そのような素性がよく分からない最終商品(証券)に、なぜか結構高い格付けをしていたと聞いています。内容が十分精査できない金融商品に、なぜ高い格付けできるのでしょうか。何か恣意的なものを感じました。格付け会社自体の格付けはあるのかな、と思っています。
GMやクライスラーの新車販売数が、前年同月比で半分に。

落ち込みが急激です。再建計画を立案中の両社ですが、早くも計画の練り直しを迫られそうです。

生産調整、雇用調整で資金をセーブしているようですが、根本的な解決になりません。国民に余裕がでてきて(これは外部要因なのでビッグ3がいくらがんばってもどうしようもない)、買いたい車を作る(低燃費車とか)か。いずれにせよ、一朝一夕に片付くような問題ではなさそうです。最悪、チャプター11も考えの中に入ってくるかもしれません。
イギリスの経済誌フィナンシャル・タイムズ(FT)が、電子購読のIDを従業員で使いまわししていたとして、米投資ファンドの大手、ブラックストーンを訴えました。

ブラックストーンは資産10兆円を動かす巨大投資会社。FTのような経済誌は日常的に閲覧していると思います。購読料は179ドル。これくらい、経費でいくらでも落とせるでしょう。

FTの訴額がどれくらいか分かりませんが、実質の損害賠償額(購読料×本来の閲覧者数×過去分の年数)くらいだと思うので、大した額ではなさそうです。おそらく、敗訴側が弁護士費用を全額負担するので、これが相当高いと思います(アメリカでの訴訟はべらぼうに弁護士費用が高く、裁判費用が莫大になる)。なによりも、ブラックストーンの社会的イメージ・信用に大打撃を与えると思います。
米製薬大手ファイザーは、第4四半期の決算で、純減益になると発表しました。

ファイザーは、製薬の最大手のひとつ。製薬企業は、ディフェンシブ銘柄(景気に左右されにくい業種)として、不況時に強いとして株が買われたりします。その業種のトップクラスのファイザーでも減益だそうです。

いくらディフェンシブ銘柄といっても100年に1度と言われる経済非常事態。まったく影響がないわけではなさそうです。
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